医薬品開発の現場で第1相試験が開始される前から、マーケティングは始まっています。
研究開発と顧客のニーズをマッチさせるのはマーケティングの大きな仕事です。
また、どんな剤形、どんな包装にするかはもちろん、医療過誤を防ぐための表示・識別性、医療従事者に提供するクスリの情報の種類など、考えうる変数は無限にあるようにも見えますが、そのゴールのひとつは医療従事者が患者さんに対して薬の情報を含む治療選択肢を提供する場であるインフォームドチョイスの場面。
この場面で、医療者も患者・家族も満足できるブランド選択を可能にするロジックとしかけを作り出せるかが重要です。
処方後・投与後も、アドヒランス遵守状況、市販後調査データの真の活用とフィードバック、顧客である医慮機関や患者さんから受ける問い合わせ内容をモニターするところにもマーケターの活躍の場は広がります。クスリの一生を見ても、その陰には優れた医薬品マーケティングの存在は欠かせません。
すぐれたマーケティングはブランドへのこだわりをカタチにすることで生まれます。これが明確なメッセージとなって伝達されることで、製品にかかわる多くの社員やステークホルダー達を勇気づけます。
これらを統合的に実現しようとすることは、「理想」に見えるかもしれません。しかし、あきらめず、しつこく考え抜いて最善の結果に近付けるようベストをつくします。どの製薬企業も、持てる能力を総動員し、組織として問題を解決する「突き抜け」の経験を多く持ててはいないように感じております。
微力ながら、Pharma Marketingという方法で、その「突き抜け」のお手伝いをしてゆきたいと考えております
当社ロゴのコンセプト全体の青い球体は「眼球」つまり、インサイトを見つめる目を表わしています。 |